何度かこのブログで取り上げた重ハンデ馬。
憶えてますか?
最近のハンデ戦の傾向を見ていくとある注目すべきデータが浮かび上がってきます。
まずハンデ戦の攻略方法をお話する前に
初心者の方向けにハンデ戦は何かと説明させてもらいますと
ハンデ戦とは
ハンデ戦とはハンデキャップ戦の略称となりますが、別定戦(馬齢や賞金によって重量が決まる)とは違い、各馬にトップハンデ馬を基準にしたハンデキャップ重量を設定することにより、各馬に均等に勝つ機会を与えるためのレースとなります。
そのためゴール前では横一線になることも多くなり、かなり予想は難しくなります。
重賞競走では日経新春杯や目黒記念、アルゼンチン共和国杯(いずれもGⅡ)、
GⅢでは金杯などが有名ですが、各条件戦でも行われています。
ハンデ戦における斤量別成績
検証期間は2011~2013年までの丸3年間。
ハンデ戦は斤量が重いと走り、軽いと走らない。
これが常識でしたね。
57.5kg以上の馬だけ狙えば、かなりいい感じなのです。
2011~2013年の3年間の57.5kg以上の馬の成績は、
勝率15% 連対率27% 複勝率41%
単勝回収率94% 複勝回収率95%
このようになっている訳ですが、ここからアレンジしていくと色々なことが見えてきます。
重ハンデ馬の前走に注目
まずは、今回のハンデ戦で57.5kg以上を背負った馬で、前走1~3着だった馬に限定してみると
その成績は
勝率21% 連対率34% 複勝率50%
単勝回収率136% 複勝回収率110%
チャリーン!
お金が落ちる音が聞こえますね(^^
条件戦における重ハンデ馬の成績
続いて、今回が条件戦(1000万~1600万)のハンデ戦に限ってその斤量別成績を見てみます
この場合、
勝率19% 連対率33% 複勝率47%
単勝回収率128% 複勝回収率104%
このような成績になります。
若干全体の成績より高くなりますね。
条件戦でハンデが57.5kg以上になる馬って、
現級を1度勝っていて、降級している馬か、
重賞で2~3着になっている馬ばかりです。
降級して数戦しているが着順が悪いので人気がないパターンか、
降級して数戦、善戦続きの人気あるパターンのどちらか。
もともと地力があるので、ちょっとしたことで激走する訳ですね。
条件戦+重ハンデ+前走好走が狙い目
では次に、今回条件戦のハンデ戦で、
前走1~3着だった馬が斤量を57.5kg以上背負っていた場合、
その成績がどうなるかというと
勝率26% 連対率40% 複勝率57%
単勝回収率188% 複勝回収率121%
明らかに目立った数字を残しているのが分かります
対象は月に2~3頭と少なくなりますが、
見つけたらピンポイントで狙いたいですね。