『どうすれば面白い馬券術を作れますか?』とよく聞かれます。
私が何か馬券術を作りたいな!と思った場合、まず競馬本や競馬雑誌を読んで、他人の知識に触れるところからスタートします。
そして雑誌や書籍を読んでると、
『なるほど、なるほど!』
『確かに、その場合はそのパターンが有効的かも!』
『うまいこと考えるな~』
と思う部分が出てきます。
それを実際に手を動かしてTARGETで調べてみるのです。
その考え方がTARGET上で再現できれば、そこから自分流にアレンジできないか?
まずは思考の部分で考えます。
一度、TARGETから手を離すのです。
ここがかなり重要で、回収率が100%を超えている馬券術を調べたとき、ここからもっと回収率が良くなるパターンを探します。
すると、回収率が高い部分だけを、無理やり抜き出してしまうことが往々にあります。
このパターンで作った馬券術は、かなりの確率で再現しないでしょう。
数字を追いかけるのではなく、他の競馬ファンの裏をかくことを考えるのです。
例えば、
『中山競馬場って内枠有利がセオリーですよね?』
『みんな内枠有利を意識してます。』
『でも本当は違いますよ!』
『実は冬場の中山の芝は、霜が降りて内側の馬場が荒れやすい。』
『見た目は普通でも、芝の下の土がジュクジュクになっているのです。』
『だから外側を回れる外枠の方が有利になるんですよ!』
というような、競馬ファン心理の裏を行くストーリーを考えるのです。
あなたは、この中山の内枠が荒れる事実を知っていましたか?
競馬のオッズはファンが作るものなので、当然、中山で行われるレースの内枠の馬は人気を被りやすいですよね。
そして外枠の馬は実力があっても、外枠は大きな不利だと思われているので、人気になりにくい。
でも実は外枠有利ですから、外がバンバン激走します。
冬の中山は、かなりボロ儲けの時期です。
という流れですが、ここで残念なお知らせがあります。
実はこの例え、説明するために私が適当に考えたものです。
『冬場の中山は内枠がいいのか?外枠がいいのか?』
調べてないので、まったく分かりません。
でも正直、『え?そうなの?ちょっと買ってみようかな!』と思いませんでしたか?
これが他の競馬ファンの裏をかく思考なのです。
他人と違うことをしないと勝てない競馬ですから、この思考を常に意識しておいてください。
競馬の格言やファンの常識は、競馬雑誌や書籍、ネットで『競馬 格言』と検索すれば大量に見つかります。
その格言を実際にTARGETのレース検索で調べて、アレンジすれば、いい感じの馬券術が作れるはずです。
くれぐれもTARGETの回収率の良い部分だけを抜き出すことだけは、やらないように気をつけましょう。