社台、ノーザファーム系の強い馬が出てくる前に、6~7月の新馬戦でマイネル軍団が勝ち星を稼ぐことは有名です。
これを知っているか?知らないか?で、夏競馬の成績が大きく変わってくるでしょう。
それくらい社台グループとマイネル軍団は、現在の競馬界に大きな影響を持っていると言えます。
過去のマイネル軍団のデータを見てみると、
◆サラブレッドクラブ・ラフィアン
勝率15% 連対率27% 複勝率40%
単勝回収率204% 複勝回収率116%
◆ビッグレッドファーム
勝率9% 連対率15% 複勝率20%
単勝回収率120% 複勝回収率87%
◆ウイン
勝率3% 連対率11% 複勝率20%
単勝回収率34% 複勝回収率84%
2011年にマイネル軍団入りしたウインは、あまり成績が良くありませんが、徐々にマイネル軍団のやり方にフィットして成績が変わってくるでしょう。
このように6~7月の新馬戦のマイネル軍団には注意が必要です。
と、ここまで読めば、新しい疑問が湧きませんか?
それは新馬戦が強いのであれば、未勝利戦もそこそこ強いのではない?ということ。
この考えに辿りついた方はセンスがいいですね。
6~7月の新馬戦で負けたマイネル軍団馬が、6~8月の未勝利戦に出走した場合はどうなのか?
◆サラブレッドクラブ・ラフィアン
勝率10% 連対率22% 複勝率30%
単勝回収率110% 複勝回収率83%
◆ビッグレッドファーム
勝率7% 連対率17% 複勝率25%
単勝回収率132% 複勝回収率111%
◆ウイン
勝率8% 連対率19% 複勝率29%
単勝回収率109% 複勝回収率104%
推測したとおり、いい感じの回収率をマークしています。
さらにウインの成績と回収率もグンッと伸びましたね。
もしかすると新馬戦はキッチリ仕上げず、2戦目以降で勝負する方針なのかもしれません。
競馬は人間たちの思惑が交錯する競技なので、人間側から攻略していく目線も面白いでしょう。