負け組が作る馬券術の悪い例を公開します

投稿者: | 2016年4月24日

 

作った馬券術が再現しない例を、具体的に分かりやすく紹介していきます。

例えば、2歳戦がスタートしてぼちぼちノーザン&社台ファームの馬が出走し始めると、注目馬も増えてくるので新馬戦が面白くなってきます。

そこで7~9月の2歳戦で、何か特徴のあるデータはないか?と調べていたら、プラスになるポイントを発見しました。

 

◆2歳7~9月 前走から10kg減

勝率5% 連対率14% 複勝率21%

単勝回収率128% 複勝回収率121%

 

このように単複ともに優秀な回収率です。

前走から馬体重が10kg減ということは、キャリア2戦目以降の2歳戦で使えるので、レースへの参加機会もそれなりに確保できます。

馬券術として、いい感じではないでしょうか?

もし2歳戦を開催されている時期であれば、さっそく今週末から馬券を買ってみましょう。

 

これがよくある馬券術が完成した後の流れです。

しかしこれだけでは、まったくダメです。

ではなぜ前走から馬体重が10kg減だと好走するのか?という理由を考えてみましょう。

あなたも考えてみてくださいね。

私であれば『新馬戦は太め残りで出走→未勝利で体重が絞れて好走』だと推測します。

もし私の推測が正しければ、これは2歳7~9月だけではなく、2歳10月~12月の時期でもプラス回収の同じ現象が起きるはずです。

9月の新馬戦に出走して、10月の未勝利戦に馬体重10kg減で出走してくる馬はたくさんいるので。

では2歳10月~12月、前走から馬体重10kg減を調べてみましょう。

 

◆2歳10~12月 前走から10kg減

勝率4% 連対率10% 複勝率14%

単勝回収率32% 複勝回収率52%

 

このように最悪な結果となりました。

つまり『新馬戦は太め残りで出走→未勝利で体重が絞れて好走』という理論は間違っていたということです。

ご理解いただけましたか?

回収率だけを見れば、その瞬間だけ跳ね上がることが多々あります。

再現しない馬券術を作る人は、そのプラス回収の部分を見つけて大喜びして、素晴らしい法則を見つけたと満足します。

これが回収率しか見ていない本当に悪い例ですね。

馬券術には、なぜ?そうなるのか?という部分に理論の裏付けが必要なのです。

馬券術作りはこちらの記事を参考にされてください。

圧勝できる馬券術の作り方を分かりやすく解説