日刊コンピ指数とは

投稿者: | 2017年8月2日

日刊コンピ指数とは日刊スポーツが算出している競馬指数で、競馬開催日の「日刊スポーツ」紙に掲載されています。

また現在は、極ウマ・プレミアムという日刊スポーツの競馬公式サイトにて、開催前日の19時頃から入手することも可能です。

コンピ指数の発祥は古く、1970年代ころ日刊スポーツ紙面に掲載されていた「コンピュータオッズ」という予測オッズが日刊コンピ指数の前身とされていて、新聞なら1紙130~140円、極ウマ・プレミアムなら1ヶ月800円(税別)で手に入る指数なので、競馬の「〇〇指数」と呼ばれる指数の中で、もっとも歴史が古く、利用が多いのがコンピ指数ではないかと思われます。

私が極ウマの担当者さんに独自リサーチした情報では、ウェブ会員だけで〇万人(季節で変動)の利用者がいるそうです。

このウェブ会員に日刊スポーツ紙面での愛好家をプラスすると、とんでもないメジャー指数であることが分かりますね。

日刊スポーツによると

馬の能力指数を数値化したもので最高点は90点(最低40点)で、数字が大きい方が有利です。指数算出のための素材は、馬の過去の実績や血統など日刊スポーツ新聞社の競馬データベースに登録されたデータをはじめ、追い切り時の調子など取材でしか得られない情報まで多岐にわたります。これらを日刊スポーツオリジナルの方法で算出、平均値化したものが「コンピ指数」です。

と説明されています。

日刊スポーツの公式発表では、コンピ指数は競走馬の能力を表した指数という説明ですが、厳密な意味でいうと、私は能力指数ではないと考えています。

その理由ですが、競馬新聞の「◎〇▲」のようなシルシ(印)を数値に置き換え、その比率を計算して、一定の範囲内に収めたものがコンピ指数の正体だからです。

この噂の真相についても、独自リサーチしてみました。

日刊スポーツ担当者さんと打ち合わせをしている際に、「コンピ指数はどのように算出しているのですか?」と質問を超ダイレクトにぶつけてみたら「日刊コンピ指数は1人で考えているのではなく、大勢の意見で作られているからね」という回答をいただきました。

社内秘(特定の部署や、特定の関係者だけで把握されている秘密)のことなので、このような抽象的な表現になってしまったと思いますが、「コンピ指数は1紙単独ではなく、複数の競馬新聞の意見で作られている」というように読み解くことができますよね。

もちろん確定情報ではありませんが、信憑性はかなり高いでしょう。

ご存じの方も多いと思いますが、競馬開催当日の人気(オッズ)を作っているのは競馬新聞のシルシです。

そのため、複数の競馬新聞のシルシから形成されているコンピ指数は、馬の能力を表す能力指数ではなく、予測オッズに似た人気を表す指数ということになります。

もちろん大きな視点でみれば、人気指数は競走馬の能力と比例しますが、それは人気になるであろう馬は、人気に見合った実力を持っているケースが多いから。

スピード指数のように、前走のラップタイムから生み出されたものではなく、コンピ指数は複数の競馬新聞のシルシを集めた客観的評価の指数だということを、忘れないようにしましょう。

コンピ指数算出のルールとは

前述した通り、競馬新聞の「◎〇▲」のようなシルシ(印)を数値に置き換え、その比率を計算して、一定の範囲内に収めたものがコンピ指数の正体ですが、その一定の範囲とは上限値は90で下限値は40です。

つまり圧倒的な1番人気の場合でも最高指数値は90まで、単勝オッズが100倍を超えるような評価の低い馬でも、最低指数値の40は必ずもらえます。

また各レースで同じ指数値の馬が2頭以上存在することないルールで、単勝オッズ10倍で並ぶ2頭がいたとしても、コンピ指数に置き換えると、指数値55と54のように1ポイント以上の差が付くようになっています。

後述しますが、私はコンピ指数をゾーンで捉えるタイプなので、この1ポイント差ルールをあまり気にしませんが、1ポイント差を大きな歪み(ゆがみ)と捉えて攻略する研究家もいます。

コンピ指数は相対的な指数

コンピ指数攻略を考える上で絶対に間違ってはならないことがもうひとつあり、それは絶対値ではなく、相対値だということです。

競馬指数には絶対値と相対値という概念があります。

スピード指数やレイティングのような競走馬の能力から算出した指数は絶対値で、スピード指数100とスピード指数70の馬が一緒のレースに出走すると、100の馬の方が速く走れるという考え方ですね。

100の能力がある馬は、G1に出走しても、G3に出走しても、スピード指数は100と変わりません。

しかしコンピ指数はレース単位での相対値であるため、スピード指数100の馬でも、G1に出走した場合のコンピ指数は78、G3に出走したコンピ指数値は90となる場合があります。

つまり同じレースに強いライバルが出走していると、オッズのように指数値を分け合って低くなりますが、ライバル不在のレースに出走すると、オッズの一本被りのように、コンピ指数も高い指数値になる傾向です。

この絶対値と相対値の違いで困る具体的な例をあげると、スピード指数が70あれば未勝利戦を卒業できるレベルという考え方ができますが、コンピ指数の場合は、あまり数字の大小を見ても意味がありません。

せいぜいレース当日に人気上位に推されるだろうと、予測できる程度なのです。

「コンピ指数値〇〇以上は、強い馬なので買い!」というような安易な考え方は通用しないので、間違えないように注意が必要です。

指数をゾーンで捉える考え方

コンピ指数は人気指数なので、予測オッズとして使えばとても有用です。

かなり高い確率で当日の人気順位に酷似するため、競馬開催前日から狙ったレースに出走する馬のチカラ関係を把握することに使えるのです。

どのように使うか?という具体例ですが、ここで前述したコンピ指数をゾーンで捉える考え方を使います。

これは極ウマ・プレミアムで私が公開している「テクニカル6」という馬券術で、コンピ指数を使えば、誰でも簡単にレースの波乱度合いを分析できる方法です。

例えば、下記の2つのレースは同じ10頭立てのレースですが、どちらの方がレースが荒れそうだと思いますか?

 

パッと見た感じ似たような指数値の並びですし、12レースの方が少し荒れそうな感じかな?という感覚が正直なところではないでしょうか?

しかしテクニカル6分析すると、この2つのレースはまったく波乱度合いが違うのです。

まずはコンピ指数1~3位の指数値の和を求めてください。

9レースの場合、80+74+65=219と計算します。

12レースの場合は、75+68+67=210という計算になります。

この結果をパターン早見表に当てはめてみると、

 

9レースは219なのでパターン5に該当して、12レースは210なのでパターン2に該当します。

パターン6に近づくほどレースは本命傾向で、パターン1に近づくほどレースは波乱傾向になります。

つまり感覚的に似たような感じの先ほどの2つのレースは、まったく違う波乱傾向のレースだったということが、過去データでしっかり裏付けされたテクニカル6分析で分かるようになるのです。

そして結果ですが、9レースはコンピ1~3位が上位を独占して馬連配当は500円、12レースは1着は1番人気が入りましたが、2着に9番人気の馬が激走して馬連配当は6330円の高配当となりました。

コンピ指数は競走馬1頭単位の能力を測ることは難しい指数ですが、チカラ関係を把握する指数として、レース波乱度合いの分析に使うことができるので、本命党は本命サイドで決着する可能性の高いレースに参加し、穴党は波乱が起きやすいレースに参加するようにしましょう。

そうすれば、馬券の収支がアップするはずです。