TARGETにはレースの傾向を分類するレース印というものがあり、荒れそうなレースや堅そうなレースというように印を付けることができる便利機能です。
これを使えば、TARGETのレース検索機能で、荒れそうなレースだけを抜き出して、レースの傾向を分析することが可能になります。
例えば、東京の1R、3R、8R、9R、11Rの5つのレースは「荒そうなレース」というレース印を付けてしまえば、その5レースだけの人気別の勝率や複勝率、単勝回収率などを調べることができます。
このレース印は1つのレース対して3つまで印を設定できるのですが、TARGETで馬券術研究を進めて行くと、すべてのレース印の欄が埋まってしまうことがあると思います。
とういのも、実際に馬券術が完成して実戦で使っているレース印にプラスして、馬券術研究用のレース印が必要になってくるので、やはり足りなくなるはずです。
本来はもっとレース印を設定できるようになれば良いのですが、これはTARGETの仕様のことなので、我々ユーザーはある範囲で工夫していくしかありません。
打開策は4つ
1、レース印を整理する
2、レースコメントを使う
3、レース印のファイルごと入れ替えてしまう
4、ターゲットを2つ入れる
この4つの対策方法があるかと思います。
TARGETにはコメント機能というものがあり、自分が注目している馬についての覚え書きや、レースの短評などを書き込むことができます。
上記画像のように「編集」から「レースコメントの入力」に入れば、書き込めます。
これはレース検索機能からでも、一括で書き込むことができます。
私の場合は、レース印に本採用する前の検証段階で、まずはレースコメントにメモをして検証するという使い方をすることがあります。
仕組みを理解しているならインポート
次に3番ですが、これは「レース印のインポート」という機能を使います。
レース印はデータ形式さえ正しければ、エクスポートとインポートができるのです。
(エクスポートは外部のファイルに保存、インポートは外部ファイルからTARGETに保存という意味です)
そのやり方はなかなか煩雑なのでここでは説明しませんが、そういうやり方もあるということを知ってもらえればと思います。
ただインポートの場合は上書きをするので、入れる場所を間違ってしまうと、今まで入力したレース印が一瞬ですべて消滅する恐れがあります。
長々と書いたメールを、誤って消してしまった以上の悲しいインパクトを喰らうので、よく勉強された後に、やってみた方が良いでしょう。
ということで、TARGETを使い始めて期間が短い人は、無難に1番を実践する方が良いと思います。
ちなみに私の場合は、4番の「TARGETを2つ入れる」を採用しています。
現在は1台のパソコンに4つ入れていて、実践用(馬券を買う)のTARGETが2つ、レース印や馬印をガンガン入れてゴチャゴチャになっている研究用のTARGETが1つ、あとは研究用のTARGETで本採用候補になりそうなデータを、一度保存しておく馬券術の清書用のTARGETが1つと、複数のターゲットを使っています。
この設定もなかなか大変なのですが、TARGETが複数台あると出来ることが広がるので、興味のある方はこちらの記事を参考にチャレンジしてみてください!