今回は「どうすれば馬券術を作れますか?」という質問がよくあるので、それにお答えします。
まずスタートは仮説を立てることから始めましょう。
これはなかなかTARGETで調べるのは難しいのですが、例えば『4コーナーは内側の経済コースを通り、直線は馬群から鋭く抜け出しての2着』という馬がいたとします。
これは『馬群をこじ開けて出ててきた』とも考えられますし、『運良く前が開いたから出られた』と2通りが考えられます。
ただ4コーナーで外を回した馬よりも、経済コースを通って距離をトクしたのは間違いないですよね?
ということは、次走外枠に入ってしまい上手く内に潜りこめず、道中はずっと外を回らされた場合、前走と同じパフォーマンスができるのか?と考えると、微妙?ムリなのでは?と考えられます。
この馬が前走の好走で、今走で人気を被ればシメたもので、人気上位なのに凡走する可能性が高いはずだ!という仮説が成立します。
これが馬券術の元になるアイデアなので、あとはこの仮説が正しいのか?を調べましょう。
ただ先ほども言いましたが、この内外のデータはTARGETでは調べることが不可能です。
もし「4コーナーでどこを回ったか?」というデータを手に入れることができれば、それを加工してTARGETで検証してみる価値は高いでしょう。
研究熱心な方はレーシングビューワーを見て自分でデータを作っている可能性もあります。
誰も持っていないデータというのは金銀財宝と同じ価値があり、自分だけ知っている状態が一番儲かります。
今回は分かりやすくするために、TARGETで調べることが難しい例を示しましたが、TARGETで調べることができて、人気の盲点になりそうなネタは他にもたくさんあります。
なんとなくTARGETをイジッていたら、儲かるパターンが見つかった!という時代は終わりました。
自分の脳内で好走する馬、そして儲かる馬の仮説を立てて、それをTARGETで調べるという作業工程が正解です。
できるだけレースを観るようにして、何かに気付いたらメモを取り、仮説を立てて検証してみてください。
あとは他人のアイデアを自分の中に取り込むことで、ブレイクスルーが起きることが多いので、無料、有料に関係なくどんどん情報を取り込むようにしましょう。